宝酒造 日本酒約１０万本を自主回収 小林製薬の紅麹原料使用

京都市に本社のある大手酒造メーカー「宝酒造」は期間限定で販売した一部の日本酒およそ１０万本を自主回収すると発表しました。
小林製薬が自主回収を発表した紅麹原料を使用しているということです。

「宝酒造」によりますと、自主回収するのは日本酒の「松竹梅白壁蔵「澪」ＰＲＥＭＩＵＭ〈ＲＯＳＥ〉」で、ことし１月から期間限定で販売しています。
小林製薬が製造した紅麹原料を着色料として使用しているということです。
小林製薬は、この紅麹原料を使用した健康食品を摂取した人が腎臓の病気などを発症したことから、「健康食品が原因となった可能性がある」として、２２日この成分を含む健康食品の自主回収を発表しています。
宝酒造でもこれまでに販売したおよそ１０万本について自主回収することを決め、購入した人に対しては飲まないよう呼びかけています。
今回の日本酒に関する健康被害は確認されていないということです。
宝酒造は「多大なご迷惑とご心配をおかけし心よりおわび申し上げます」とコメントしています。