国道1日半車線規制事故 大型クレーン車の運転手 書類送検

去年11月、京都市東山区の国道で、大型クレーン車など車3台が衝突し、1日半にわたって車線規制が行われた事故で、警察は大型クレーン車を運転していた70代の運転手がハンドル操作を誤り事故を引き起こしたとして、過失運転傷害などの疑いで書類送検しました。

去年11月19日の夜、京都市東山区の国道1号線で、大型クレーン車が中央分離帯のコンクリートブロックに衝突し、そのはずみでコンクリートブロックが対向車線を走っていた乗用車にぶつかるなど車3台が絡む事故があり、2人が軽いけがをしました。
この事故で、警察はクレーン車を運転していた香川県綾川町の72歳の男性運転手がハンドル操作を誤り事故を引き起こしたとして、12日、過失運転傷害の疑いで書類送検しました。
警察の調べに対し、容疑を認めているということです。
また、大型クレーン車は、車両の重量が法律の制限を超えているのに必要な許可を取らずに道路を走行していたとして、警察は、運転手とクレーン車を運んでいた高松市の会社、それに会社の64歳の男性役員を道路法違反などの疑いで書類送検しました。
クレーン車は重さがおよそ71トンあり、レッカー車で移動させられなかったため、現場では、片側2車線のうち1車線がおよそ1キロにわたって1日半規制され、周辺が激しく渋滞しました。