源氏物語ゆかりの宇治で「大河ドラマ展」衣装や小道具など紹介

大河ドラマ「光る君へ」をきっかけに、源氏物語の舞台になった宇治市を訪れてもらおうと、撮影で使われた衣装などを紹介する「大河ドラマ展」が、11日から始まりました。

宇治市が主催する「大河ドラマ展」は、11日から市内の交流施設で始まり、松村淳子市長や西脇知事それに宇治市出身で「光る君へ」では円融天皇の中宮 遵子役で出演した俳優の中村静香さんらが、テープカットで開幕を祝いました。
松村市長は「宇治市は平安時代の景色が残っているので、当時の人が何を考え、何を感じていたのか訪れて体感してほしい」とあいさつしました。
そのあと関係者向けの内覧会が開かれ、撮影で使われた紫式部の衣装のほか写真パネルなどが紹介されました。
またドラマの中で、主人公たちがやりとりする手紙や、再会するきっかけとなった草履などの小道具も展示されていて、当時の身分の差に戸惑いながらも関係を深めていく2人の様子を紹介しています。
さらに、当時の宇治の様子を描いた想像図のパネルもあり、宇治川に面して建っていたとされる藤原道長の別荘の様子も感じ取ることができます。
「光る君へ 宇治 大河ドラマ展」は、来年(令和7年)1月13日まで開かれます。