綾部 お寺に約1000体のひな人形 源氏物語の一場面再現も

来月(3月)3日の桃の節句を前に、綾部市のお寺にはおよそ1000体のひな人形が飾られ、訪れる人たちを楽しませています。

綾部市の東光院では、檀家から譲り受けるなどしたひな人形を、毎年、この時期に飾っています。
部屋の中には、高さ2.5メートルの14段のひな壇などいくつもの台が設けられ、合わせておよそ1000体のひな人形が飾られています。
ひな人形は、購入したもののほか檀家などから提供されたものもあり、飾りつけにおよそ1か月ほどかかったということです。
ことしはNHKの大河ドラマ「光る君へ」の放送が始まったことから、源氏物語の一場面を再現した人形も飾られています。
見学に来た60代の女性は、「いろんな表情があり、つくられた年代によって雰囲気も違って楽しめました」と話していました。
また、東光院の松井真海 住職は、「ことしも1000体にのぼるひな人形を飾っていますので、楽しみながら子どもたちの健やかな成長を祈っていただきたいです」と話していました。
このひな人形の展示は、来月(3月)4日まで開かれています。