京都 北野天満宮で早咲きの梅が見頃

梅の名所として知られる京都市の北野天満宮で、早咲きの梅が見頃を迎えています。

菅原道真をまつる、京都市上京区にある北野天満宮には、道真が好んだとされる梅の木、およそ1500本が植えられています。
境内の庭園では、早咲きの梅が見頃を迎えています。
このところ、暖かい日が続いたことから一気に開花が進んでいるということで、赤や白の花が甘い香りを漂わせ、訪れた人はカメラを向けるなどして楽しんでいました。
愛媛県から訪れた人は「梅の花を見て心が癒やされます」と話していました。
また、北野天満宮にはひそかな人気を集める梅もあるということです。
1本の木ではあるものの、枝によって白梅と紅梅に分かれて花をつける梅の木です。
こうした梅は「源平咲き」と呼ばれ、紅白に分かれて戦った源平合戦が名前の由来だということです。
北野天満宮の東川楠彦 禰宜は「源平咲きを楽しみに見に来る人もいます。ことしはいずれの花もきれいに咲いていて、状態がいいです。春の訪れを感じてもらいたいです」と話していました。
北野天満宮では今後、遅咲きの梅が咲き始めるということで、ことしは来月(3月)中旬ぐらいまで楽しめそうだとしています。