長岡京市 新年度当初予算案 子育て環境重点 過去最大規模に

子育て世帯の転入などで人口が増加している長岡京市は、新年度(令和6年度)の当初予算案について、新たな保育所の設置の支援など子育て環境の充実策を重点に据え過去最大規模の予算編成としました。

長岡京市の当初予算案は、一般会計の総額で、今年度の当初予算と比べて33億7000万円余り多い、過去最大規模の369億3200万円となりました。
京都府によりますと、府内の市町村で、去年10月までの1年間で人口が増加したのは長岡京市と京田辺市の2市のみで、長岡京市によりますと子育て世帯の転入などが目立つということです。
長岡京市の新年度予算案は、子育て環境の充実策が重点で、具体的には、▼保育所の新規設置や増築を支援し、再来年度(令和7年度)から受け入れできる人数を180人増やすほか、▼小中学校の体育館の空調設備の導入や小学校の建て替え費用を計上しています。
このほか、▼にぎわい創出のための駅前や周辺の整備費用なども盛り込んでいます。
長岡京市の中小路市長は「教育の内容や環境を充実していくことが、長岡京市が住む場所として選ばれる要因のひとつになると思うので、力を入れていきたい」と話していました。
長岡京市の当初予算案は今月21日から始まる市議会に提案されます。