紫式部ゆかりの廬山寺 源氏物語描いたびょうぶなど特別公開

大河ドラマ「光る君へ」の主人公・紫式部にゆかりのある京都の「廬山寺」で、源氏物語の世界を描いたびょうぶなどが特別に公開されています。

京都市上京区にある廬山寺はかつて、紫式部が生涯の大半を過ごした邸宅の跡に建てられたとされる寺院です。
寺では、大河ドラマ「光る君へ」の放送に合わせて、源氏物語ゆかりの作品が特別に公開されています。
このうち江戸時代に描かれた掛け軸「若紫」は、源氏物語の主人公・光源氏が後に妻となる「紫の上」を生け垣越しに見つめている様子が細かな筆づかいで表現されています。
また、室町時代に手がけられたと伝わるびょうぶには、光源氏が家族と正月に新年を祝う様子など、源氏物語の印象的な場面が数多く描かれています。
廬山寺の町田亨宣 執事長は「源氏物語に思いをはせながらゆっくり過ごしてほしい」と話しています。
廬山寺の特別公開は、来月(3月)18日まで行われています。