国際日本文化研究センターと京都府教委が協定 授業など連携へ

国際日本文化研究センターと京都府教委が協定 授業など連携へ

京都市にある国際日本文化研究センターと京都府教育委員会が協定を結び、授業や教職員の研修などで協力していくことになりました。

京都市上京区の京都府庁旧本館で協定の締結式が行われ、国際日本文化研究センターの井上章一 所長と京都府教育委員会の前川明範 教育長が協定書を取り交わしました。
▼研究員が公立の小中学校や高校などで授業を行ったり、▼教職員が研究員から研修を受けたりするなど、互いに協力して、日本文化についての学びを深めていくということです。
センターによりますと、これまでも近隣の小学校とは、研究員が授業するなどの交流があり、ほかの学校からも要望が寄せられていたことから、府教委と連携して、すすめていくことにしたということです。
井上センター長は、「専門的な知見をもつ研究員が、子どもたちから思いがけない質問や意見を受けることで、考えるきっかけをもらえるのではないかと期待しています」と話しています。
前川教育長は、「子どもたちが、それぞれの文化を心のよりどころとして自分の中に育てていくために、国際的な視点や専門的な知見をお借りしたい」と話していました。