京都府 創業100年以上「京の老舗」に24の企業を表彰

創業100年以上の京都府の老舗企業を表彰する催しが京都市で開かれ、24の企業に京都府から賞状などが贈られました。

京都府は、創業100年以上の企業を「京の老舗」として、毎年、表彰していて、今年度は24の企業が表彰されました。
6日、京都市中京区のホテルで開かれた表彰式では、100年前から京都府内で繊維業や建設業などを営む各企業の代表者がステージに上がり、西脇知事から「長年にわたりごくろうさまです」などとねぎらいを受けながら、賞状と記念の盾を受け取っていました。
民間の調査会社「帝国データバンク」によりますと、京都府内で創業100年を超える企業は去年9月時点であわせて1500社余りあり、府内の企業数に占める割合は5.26%と、全国の都道府県で最も高い割合だということです。
表彰を受けた創業112年の織物会社を営む森本昌利さんは「先人が築いてきたものを引き継ぎ、ここまでくることができてうれしく思います。伝統を守りつつ新しいことにチャレンジしてきたことがいまも会社が続く理由だと思います」と話していました。
創業111年の工務店を営む竹内明さんは「京都の老舗ということで非常に重みを感じ、光栄に思います。次の100年も続く会社を目指したいです」と話していました。