源氏物語の舞台の宇治市 京アニとコラボしイメージ画像を作成

大河ドラマ「光る君へ」の放送をきっかけに源氏物語の舞台となった宇治に関心を持ってもらおうと、宇治市は同じ宇治を舞台とする京都アニメーションの人気アニメとコラボした新たなイメージ画像を作成しました。

宇治は紫式部が書いた源氏物語の舞台で、新たなイメージ画像は、宇治市が市内に本社がある「京都アニメーション」に協力を依頼して作成しました。
画像では、宇治市の高校の吹奏楽部の青春を描いた人気アニメ「響け!ユーフォニアム」の10人のキャラクターが十二ひとえを着て、琴や琵琶を演奏する様子が描かれました。
赤やみどり、紫など、色とりどりの衣が重ねられた十二ひとえは、京都アニメーションの担当者が日本古来の色を再現し、平安時代の華やかな様子を表現したということです。
画像は宇治市のチラシやポスターなどで使われるほか、キャラクターを切り抜き、幅6メートル、高さ1.5メートルのパネルにも仕立てられ、京阪宇治駅や観光協会などに設置されることになっています。
宇治市の松村淳子市長は「京アニのアニメは若い人たちに人気なので、源氏物語を知ってもらうことでより深く宇治に関心を持ち、宇治を訪れ、長く滞在してもらうことにつなげたい」と話していました。