専門学校生がグッズ販売で機材購入 動物保護の団体に寄付

専門学校の学生が手作りのペット用のグッズを販売し、その売り上げで購入したケージなどを動物の保護に取り組む団体に寄付することになり、22日、贈呈式が行われました。

京都市南区の京都動物愛護センターを訪れたのは、市内の専門学校で動物について学んでいる学生、およそ30人です。
学生たちは休み時間や放課後を利用して、手作りした犬のぬいぐるみや、ペット用のおもちゃなどのグッズをイベントで販売し、その売上金をもとにケージやペットフードなど11点を購入しました。
22日に行われた贈呈式では、学生の代表が伊東大輔 センター長に目録を手渡すと、伊東センター長は「たくさんの寄付をいただきありがとうございます。物品はたいへん役に立つので、大切に使わせていただきます」と応えていました。
府と市が運営する京都動物愛護センターは、ペットのしつけ教室や動物愛護の啓発イベントのほか、保護された猫や犬の新しい飼い主を探す活動を行っていて、現在は28匹の犬と20匹の猫が保護されているということです。
今回、寄贈されたケージなどはこうした犬や猫のために使われるということで、専門学校に通う東ほのかさんは「センターには、飼い主を探している犬や猫がたくさんいるので、こうした活動を通して新しい飼い主につなげることができたらと思います」と話していました。