舞鶴 「赤れんが博物館」開館30周年記念し特別展

舞鶴市にある「赤れんが博物館」で開館30周年を記念し、これまでの歩みを振り返る特別展が開かれています。

「舞鶴市立赤れんが博物館」は、国の重要文化財に指定されている旧海軍の倉庫群を整備した「舞鶴赤れんがパーク」の一画にあり、国内外のれんがおよそ2200点を収蔵しています。
特別展は、去年、開館30周年を迎えたことを記念して開かれているもので、過去の企画展を振り返るかたちで、国内外のれんがなど120点が紹介されています。
このうち、平成10年に開かれた企画展からは、舞鶴市と姉妹都市のイギリス南部にあるポーツマスの赤れんがなどが展示されています。
この中には、小説「クリスマス・キャロル」などで知られるイギリスの作家、チャールズ・ディケンズが生まれた家にゆかりのあるれんがもあります。
また、平成15年に開かれた企画展からは、舞鶴市民が市内の滝の底で発見して博物館に寄贈したれんがが展示され、市民と協力して発展してきた博物館の歴史がうかがえます。
学芸員の矢野江美子さんは、「赤れんがの歴史に、より興味を持ってほしい」と話していました。
特別展は、来月(2月)25日まで開かれています。