「三条大橋」が改修工事終え新たな姿に

東海道の西の起点として知られる京都市中心部の「三条大橋」が改修工事を終え、新たな姿になりました。

三条大橋は、京都市中心部の鴨川にかかる全長およそ73メートルの橋で、改修工事を終え、近くの河川敷で完成式典が開かれました。
江戸時代には東京・日本橋と京都を結ぶ東海道の西の起点となったことで知られ、今も京都市中心部の交通の要所として大勢の人たちに利用されています。
しかし、木製の欄干が激しく傷むなど老朽化が進んだため、おととしから改修工事が行われていました。
新しくなった三条大橋は、欄干には京都市のヒノキが使われ、歩道に敷かれたブロックは市松模様になっているなど、橋全体が優しい印象となっています。
車道と歩道の間の柵は、麻をモチーフにした模様となっていて、周辺の自然環境と調和するようベージュ色を基調としています。
また、LEDライトで夜間はライトアップでき、1月16日から22日までは、周辺の河川敷でも照明をつける試験点灯が行われるということです。
京都市建設局土木管理部橋りょう健全推進課の角南浩之課長は「未来への思いが込められた橋になったと思います。末永く後世につなげていけるようにしたい」と話していました。