京都市長選挙 4党が元市議の村山祥栄氏の推薦取り消し

来月(2月)の京都市長選挙に立候補の意向を表明している元京都市議会議員の村山祥栄氏について、日本維新の会と、教育無償化を実現する会、国民民主党京都府連、それに京都党は推薦を取り消したと発表しました。

これは日本維新の会と、教育無償化を実現する会、国民民主党京都府連、京都党の4党が13日、京都市内で記者会見を開いて発表したものです。
取り消した理由について、村山氏の資金管理団体が政治資金パーティーの券を販売しながら、実際には参加者がおらず、コンプライアンスに反する疑いがあるとしています。
日本維新の会の馬場代表は、記者会見で「政治家の資金集めに注目と関心が集まるなかで、受け入れられないと判断した」と述べました。
一方、村山氏も13日、京都市内で記者会見を開き、去年12月からあわせて9回のパーティーを企画して券を事前に販売したが、そのうち8回に来場者がいなかったと説明しました。
来場者がいなかった8回分の収入あわせておよそ2200万円は、すでに返金したとしていて、村山氏は記者会見で「疑義を持たれるような運営をしたことで、多大なご迷惑をおかけしおわびしたい。パーティー券の購入者に来てもらう前提で開催したので問題はない」と述べました。
京都市長選挙には引き続き立候補する意向を示しています。
京都市長選挙にはこのほか、いずれも無所属の新人で▼元京都府議会議員の二之湯真士氏▼元京都弁護士会副会長で共産党が支援する福山和人氏▼自民党、立憲民主党、公明党、国民民主党が推薦する元官房副長官の松井孝治氏が立候補の意向を表明しています。
京都市長選挙は、今月(1月)21日に告示、来月4日に投票の日程で行われます。