京都 東本願寺 “光源氏”ゆかりの庭園 特別公開

京都市の東本願寺で源氏物語の主人公、光源氏ゆかりの庭園が特別公開されています。

特別公開されたのは、京都市下京区にある東本願寺の庭園「渉成園(しょうせいえん)」で、近くには源氏物語の主人公、光源氏のモデルの1人とされる源融(みなもとのとおる)の邸宅「六条河原院」があったと伝わっています。
公開は大河ドラマ「光る君へ」の放送開始にあわせて今月(1月)6日から始まり、庭園では、鎌倉時代に作られ源融を供養したと伝わる「九重の塔」を見ることができます。
また、「六条河原院」は、源融が宮城県塩釜市の風景を模して造成したといわれ、庭園には、「塩釜のちょうず鉢」と呼ばれる筒型の鉢が残されています。
東本願寺の杉村暢浄さんは「渉成園は都会の中でも落ち着いてゆっくり過ごせる場所で、見どころがたくさんあります」と話しています。
渉成園の特別公開は3月18日まで行われています。