成人の日 障害がある人たちの20歳を祝う式典 長岡京

成人の日の8日、京都府長岡京市で障害がある人たちの20歳を祝う式典が開かれ、保護者などが門出を祝いました。

この催しは、長岡京市の府立向日が丘支援学校の卒業生の保護者などが、成人の日の式典に参加することが難しい人たちのために毎年、開いているもので、ことしで30回目を迎えます。
会場には、華やかな振り袖など晴れ着に身を包んだ卒業生など17人が集まり、笑顔で写真を撮るなどして久しぶりの再会を喜びあっていました。
式では、代表者2人が誓いのことばを述べ、このうち江畑勇樹さんは、「私は楽しいことが好きなので、人を笑顔にできる大人になりたいです」と話しました。
そして、式の終わりには、保護者らが花道を作り、「おめでとう」と声をかけ、出席者の堂々とした姿に温かな拍手を送っていました。
参加した男性は、「久しぶりに友人と会えてよかったです。人助けできる大人になりたいです」と抱負を語っていました。
「手作りの成人を祝う会」の実行委員の江畑早苗さんは、「皆さんとてもいい笑顔で、ご家族の方も安心して参加してもらえるので、こういった場は今後も必要だと思います」と話していました。