二条城 二の丸御殿の黒書院三の間 1月4日から特別公開

京都の世界遺産、二条城で、江戸時代に将軍に対面する公家や大名の控え室として使われていた部屋が、1月4日から特別公開されます。

特別公開されるのは、京都市中京区の二条城にある二の丸御殿の中の黒書院三の間です。
黒書院三の間は、江戸時代に、公家や大名が将軍に面会する前に待つ控え室でした。
ふすまと壁のあわせて33面には、秋から冬にかけて季節が移り変わる様子とともに松の風景が描かれています。
ふだんは廊下からしか眺めることができませんが、今回は特別に部屋の中に入り障壁画や天井画を近くで見ることができるということです。
元離宮二条城事務所の中野志保学芸員は、「三の間の障壁画は、季節の花や鳥が繊細に美しく描かれているので注目して見てほしい。ふだんは入ることができない部屋に入れるので、美しい画を近くで見て楽しんでいただきたい」と話していました。
特別公開は来年(令和6年)1月4日から29日まで行われます。