北野天満宮 庭園の一つを造り直し 道真ゆかりのイメージに

菅原道真をまつる京都の北野天満宮で、およそ120年ぶりに、庭の一つが道真ゆかりの牛や梅をイメージさせる庭園に造り直されました。

京都市上京区の北野天満宮で造り直されたのは、新たに「風月の庭」と名付けられた日本庭園です。
この場所にはもともと、造園家 七代目小川治兵衛が明治35年に手がけた庭がありましたが、隣接する建物が使われなくなったことに伴い、手入れが行き届かなくなっていたため、治兵衛の子孫で、十二代目となる小川勝章さんによって造り直されました。
庭は、小川が流れるほか、道真とゆかりの深い牛の形に彫られた石や、梅を連想させる赤みがかった石など並べられています。
小川勝章さんは「神社に伝わる天神信仰を思い浮かべるとともに、庭を見てすがすがしく感じてもらいたい」と話しています。
この庭は今後、北野天満宮をめぐるツアーの参拝者などに公開されることになっています。