JRで活躍「キハ85系」 譲渡先の京都丹後鉄道でお披露目

JR東海で30年余りにわたって特急列車として活躍した「キハ85系」の車両が、譲渡先の京都丹後鉄道でお披露目され、多くの鉄道ファンでにぎわいました。

「キハ85系」は昭和63年に開発され、JR東海の特急「ひだ」や「南紀」などとして、ことし6月まで、30年余りにわたって運行されました。
車両は窓が大きく見晴らしがよいのが特徴で、京都丹後鉄道は沿線の海や山などの景色を楽しんでもらうきっかけになればと、4両を有償で譲り受け、26日、舞鶴市の車庫でお披露目しました。
運行を始める時期や、区間は決まっていませんが、名称を「KTR8500形」に変えて特急として運行される予定で、訪れた鉄道ファンはふたたび活躍する姿を心待ちにしながら写真を撮るなどして楽しんでいました。
綾部市から訪れた50代の男性は「車両を目当てに全国から人が来て、京都府北部の活性化につながってほしい。新しい活躍を見守っていきたい」と話していました。