福知山 夜間の避難訓練を自治会が実施 住民約40人が参加

大きな被害をもたらす災害は夜間にも起きることから、福知山市の自治会が日が暮れてから避難する珍しい訓練を行いました。

この避難訓練を行ったのは、福知山市堀の荒木自治会で、住民およそ40人が参加しました。
訓練は、福知山市に大雨警報が発令されたという想定で行われ、まず、自治会の役員が招集され、地元の集会所に対策本部と避難所が開設されました。
そして、情報収集や避難者対応にあたる係に分かれて、スマートフォンで情報共有しながら、避難を誘導しました。
このうち、80代の女性の避難には4人でサポートし、ゆっくりと安全に避難所へと向かいました。
この自治会では、平成26年8月の豪雨で、土砂崩れや家屋の浸水の被害が起きていて、自主防災会をつくって避難訓練を続けていますが、夜間の避難訓練は初めてだということです。
参加した80代の女性は「夜は初めてですので少しこたえました。みんなが協力してくれたのでよかったです。訓練は必要だと感じました」と話していました。
また、荒木自治会の井上良延自治会長は「初めての夜間訓練でしたが、皆さんの協力をえられてよかったです。足元が暗いので危険もありますが、きょうの結果を受けて、より安全に避難する方法を今後、検討したい」と話していました。