OSK日本歌劇団の楊琳さんが一日消防署長 火の用心呼びかけ

9日から始まる秋の火災予防運動を前に、NHKの連続テレビ小説のモデルとしても知られるOSK日本歌劇団のトップスターが、京都市で一日消防署長をつとめ、火の用心を呼びかけました。

京都市消防局東山消防署の一日署長をつとめたのは、NHKの連続テレビ小説「ブギウギ」のモデルとしても知られる、大阪のOSK日本歌劇団のトップスター、楊琳さんです。
8日は、京都市東山区にある南座の前で委嘱式が行われ、楊さんは、消防職員の制服に身を包み、松苗春夫署長から委嘱状を受け取りました。
このあと、楊さんは啓発活動の号令をかけ、消防署員ら10人余りとともに「火の用心」と書かれたメモ帳などを配り、ファンや通りかかった人に注意を呼びかけました。
消防によりますと、京都市内ではことし(令和5年)これまでに183件の火事が起きていて、前の年の同じ時期と比べると、▼たばこの不始末や▼飲食店からの出火などを中心に28件増えているということです。
楊さんは「これから乾燥するシーズンに入り、火事が起きやすくなってくるので、一つ一つ火の元を確認して気をつけてほしいです」と話していました。
秋の全国火災予防運動は、今月9日から15日まで行われます。