龍谷大学 学園祭で男女分けないコンテスト実施「個性を評価」

容姿が注目される学園祭の「ミスコン」のあり方を見直そうと、京都市の大学で5日、男女を分けずそれぞれの個性を評価する形の新たなコンテストが開催されました。

京都市の龍谷大学の学園祭では、毎年、実行委員会が企画し、女子学生の「ミスコンテスト」と男子学生の「ミスターコンテスト」が開催されてきましたが、容姿や男女らしさが注目され評価されるのは、ジェンダーの問題から今の時代に合わないなどとして、そのあり方を見直しました。
ことしのコンテストは、名称を「Ryukoku Contest」とし、男女をひとまとめにしました。
服装も自由で、5日は、最終審査に進んだ学生12人がアイドルの衣装や道着など、思い思いの姿で登場しました。
出場者たちは、3分間で自己PRを行うコーナーでは、リズム感のある曲に合わせてダンスを踊ったり、長年打ち込んできた合気道の技を披露したりして個性をアピールしていました。
投票の結果グランプリに輝いた2年生の冨永怜さんは「自分らしさを伝えられるよう、SNSでも工夫して発信を頑張りました」と話していました。
学園祭実行委員長で4年生の山尾真也さんは「男女混合にすることによって、出場者の内面がより見えたと思います。歴史あるコンテストを、時代によって変えながら続けていきたいです」と話していました。