“不老長寿の果実”ムベ 収穫期迎える 福知山

「不老長寿の果実」とも伝わる「ムベ」が福知山市で収穫期を迎えました。

福知山市夜久野町西垣地区の農園では、地域を活性化しようと、有志が7年前からムベを育てています。
2日は、10センチほどに育った赤紫色の実の熟れ具合を確認しながら、一つ一つ丁寧にハサミで摘み取り、カゴに入れていました。
「ムベ」はゼリー状の果肉と、さっぱりとした甘みが特徴で、名前の由来は天智天皇が狩りに出かけた際に、老夫婦から長寿の果物として差し出された実を食べ、「むべなるかな」と答えたことが名前の由来とされています。
西垣地区の衣川秀正ムベ事業部長は「猛暑でムベにも大きな影響があり、生育にばらつきが出ています。しかし、甘みがとてものっているので、多くの皆さんに食べてもらいたいです」と話していました。
ムベの収穫は今月(11月)中旬まで行われ、収穫量はおよそ2000個を見込んでいるということです。