源氏物語の舞台 宇治をPR 市と京アニがイメージ画像制作

来年放送の大河ドラマ、「光る君へ」の主人公、紫式部が書いた源氏物語の舞台となった宇治で、市と京都アニメーションは、地元の魅力をPRする新たなイメージ画像を制作し、31日、お披露目しました。

宇治市は紫式部が書いた源氏物語の舞台として知られています。
31日は、来年1月から放送される大河ドラマを盛り上げようと、松村淳子市長が市内の「源氏物語ミュージアム」で、宇治に本社がある「京都アニメーション」の協力を得て新たに制作したイメージ画像をお披露目しました。
画像には宇治橋を行き交う着物姿の旅人や現代の観光客、後ろ姿の紫式部など、さまざまな時代の人たちが描かれているほか、平等院を象徴するほうおうも盛り込まれていて、長い宇治の歴史を表現しています。
また、宇治にゆかりの深いうさぎや宇治橋をモチーフにした新たなロゴマークもあわせてお披露目されました。
市は、これらを観光ポスターや、パンフレットなどに掲載し、宇治の魅力をPRしていくということです。
このほか、市内の交流施設「茶づな」で、大河ドラマ展を開催することも発表されました。
開催は来年(令和6年)3月11日から再来年(令和7年)1月13日までで、ドラマを紹介するパネルや実際に撮影で使われた道具などを展示するほか、平安時代の宇治の様子を伝える資料などを紹介する予定だということです。
松村市長は「いよいよ大河ドラマが始まるので、これまで知られていなかった宇治の魅力をさらに磨き、全国に発信していく契機にしたい」と話していました。