大阪・関西万博にあわせ 京丹後市「長寿」いかし観光客誘致へ

大阪・関西万博にあわせて、京都府北部の京丹後市は地域の特徴である「長寿」をいかした観光客の誘致を、大阪観光局と協力して取り組んでいく方針を公表しました。

これは26日、京丹後市の中山泰市長が定例の記者会見で明らかにしました。
京丹後市には、ことし9月1日時点で100歳以上の人が116人いて、人口10万人あたりの100歳以上の人数が全国平均の3倍余りとなるなど、「長寿」が特徴だとされています。
京丹後市は再来年(2025年)開催される大阪・関西万博で国内外から多くの人が関西を訪れることが予想されていることから、地域の特徴である「長寿」をいかした観光客の誘致を大阪観光局と協力して取り組んでいくということです。
具体的には、▼日本海を眺めながらの砂浜や高原のウォーキング、▼旬の野菜の収穫体験や山や海の食材を使った食事、▼夕日を眺めながら入ることができる温泉や大自然とともに楽しむサウナなどのプランとなっています。
市は観光客の健康増進を目的とした旅行を「ヘルスツーリズム」として、来年1月から大阪観光局と協力して積極的にPRする予定だということです。
中山市長は、「大阪観光局と力をあわせて、ヘルスツーリズムを世界に広げていきたい」と話していました。