産卵に戻ってくるサケを捕まえる網 福知山市の川に設置

京都府福知山市を流れる川で産卵に戻ってくるサケを捕まえようと24日から網を設置する作業がはじまりました。

網が設置されたのは、福知山市を流れる由良川の支流の牧川で、由良川の環境保全などに取り組む団体とその関係者が毎年この時期に行っています。
24日は川の中心付近に関係者が鉄の杭を数本打ち込み、サケを捕獲するための直径2メートルあまりの円形の網を作り、さらに、そこにサケを誘導するように網を張っていきました。
例年は10月下旬になるとサケが遡上して網に入り始め、11月末まで捕獲が行われるということです。
去年のサケの捕獲数は40匹あまりで、団体が市民と協力して採卵と稚魚を育てる取り組みを行い、来年3月に稚魚は再び由良川に放流されるということです。
網を設置した団体の衣川務副会長は「水温と気温、それに川の水量が整えば一気に遡上してくると思います」と話していました。