京都 発達障害の男性が描くカラフルな絵日記の作品展

発達障害の男性が20年間描き続けている、カラフルで想像力豊かな絵日記の作品展が、京都市で開催されています。

この作品展は、京都市北区のカフェで開催されています。
展示されているのは、「高機能自閉症」という発達障害がある京都市の長嶋柊さん(24)が、幼稚園に通っていた3歳の時から描き続けている絵日記など50点です。
絵日記は現在236冊目に入り、日々、発見したことを題材に、大胆な色使いと独創的な構図で描かれています。
オイルパステルを指で丁寧に塗り、毎日3時間かけて仕上げているというこです。
2020年の12月30日の絵日記では、スーパーで見つけたフルーツの盛り合わせを取り上げていて「買うだけで家をホテルにできそう」とつづった文とともに、メロンやブドウなどを色彩豊かに描いています。
また会場には、パソコンを使って描いた絵も展示されていて、星空のもと、自転車に乗って出かける場面をカラフルに表現しています。
長嶋柊さんは「ピンクや水色のオイルパステルが気に入っています。外見がかっこいいので、乗り物の絵を描くのが好きです」と話していました。
母親の長嶋みちるさんは「絵日記では、大人が気づかないようなことも発見して描いています。これからも楽しい絵を描いてほしい」と話していました。
長嶋柊さんの作品展は、京都市北区のカフェで今月(10月)29日まで開催されています。