高松神明神社 “光源氏のモデル” 源高明の人物画制作

京都市にある神社が、源氏物語の主人公の光源氏のモデルの1人ともされ、神社を創建したと伝わる源高明の人物画を制作し、地元の歴史を知るきっかけにしてほしいと公開を始めました。

京都市中京区にある高松神明神社は、平安時代の貴族・源高明が暮らしていた場所に創建されたと伝わり、本殿には去年の秋、高明をまつる社があらたに建立されました。
神社によりますと、高明は、醍醐天皇の皇子として生まれ、左大臣にまで上り詰めましたが、その後左遷され、この境遇が源氏物語の光源氏とも重なり、光源氏のモデルの1人ともされているということです。
人物画は、地元の歴史を知るきっかけにしてほしいと、神社が4年ほどかけて構想を練り、源氏物語などを参考に「20代のそうめいなイケメン」をイメージし、完成させたということです。
高松神明神社の村上繁樹 宮司は「若々しい人物画が完成し、感慨深いです。ここにお屋敷があり、高明が住んでいたということをしのんでいただければと思います」と話していました。