右京区 嵯峨野で住宅火災 女性1人死亡

12日昼前、京都市右京区で住宅が焼け、女性1人が病院に搬送されましたが死亡しました。
この家には夫婦が住んでいて、火事のあと妻と連絡が取れなくなっていることから、警察は死亡したのは妻とみて身元の確認を進めるとともに、火事の原因を調べています。

12日午前11時半ごろ、京都市右京区嵯峨野芝野町の住宅の2階から煙が出ていると消防に通報がありました。
消防車19台が出て、火はおよそ20分後に消し止められましたが、木造2階建て住宅の2階部分、およそ30平方メートルが焼けました。
警察や消防によりますと、この火事で、女性が家の中で見つかり、意識がない状態で病院に運ばれましたが、その後、死亡が確認されました。
警察や消防によりますと、この家には高齢の夫婦が住んでいて、火事のあと妻と連絡が取れなくなっているということです。
80代の夫は自力で避難しましたが、軽いけがだということです。
警察は、死亡したのは妻とみて身元の確認を進めるとともに、火事の原因を調べています。
現場は、時代劇の撮影所として知られる太秦の松竹撮影所から南に300メートルほど離れた住宅街です。
京都市消防局によりますと、ことし、京都市内では11日までに去年の同じ時期より26件多い171件の火災が発生していて、消防などは空気の乾燥した状態が続いていることから、火の取り扱いに注意するよう呼びかけています。