宇治 「紫式部文学賞」は角野栄子さんの作品

女性作家によるすぐれた文学作品に贈られることしの「紫式部文学賞」が宇治市で発表され、「魔女の宅急便」の原作者として知られる角野栄子さんの作品が選ばれました。

「紫式部文学賞」は、女性作家を支援しようと、宇治市が創設したものです。
5日は宇治市にある「源氏物語ミュージアム」で、松村淳子市長などが出席して、ことしの受賞作品の発表が行われました。
今回は、去年発表された69の作品が候補になり、選考の結果、児童文学作家の角野栄子さんの「イコ トラベリング 1948ー」が選ばれました。
角野さんは「魔女の宅急便」の原作者として知られ、今回の作品では、自身の経験をもとに、戦後まもない東京で暮らす若い女性の日々を軽やかなタッチで描いています。
選考委員長をつとめる文芸評論家の鈴木貞美さんは、「1人の若い女性が戦後をワンダーランドとして、次々に新しい扉を開く様子を魅力的に表現していて、これまでにない明るさにある意味ショックを受けた」と選んだ理由を話しました。
また、市民からの公募作品を表彰する「紫式部市民文化賞」は、36作品が集まり、宇治をテーマにした随筆とクイズ集の2作品などが選ばれました。
贈呈式は来月(11月)18日に宇治市文化会館で行われます。