京都 生成AIの活用など議論 「STSフォーラム」が開幕

科学技術の発展について各国の著名な研究者や政府関係者などが意見を交わす国際会議が、1日から京都市で始まり、「生成AI」の効果的な活用方法などについて議論されました。

この「STSフォーラム」は、国内外の著名な研究者や政府関係者、それに企業経営者などを招いて、毎年、京都で開かれる国際会議で、ことしは、80を超える国や地域からおよそ1500人が参加します。
初日の1日は、京都市左京区の国立京都国際会館で開会式が開かれました。
出席者からは、近年急速に発達している「生成AI」について科学技術のメリットとデメリットを理解し、適切に活用していくことは、課題の解決につなげる上で非常に重要だという意見が相次ぎました。
また、このあと「AIの光と影」をテーマに行われた会議では、AIは、▼医療分野などにも影響を与えている素晴らしい技術だとする一方、▼人の仕事を奪ったり、間違った情報を広めてしまう懸念もあり、各国の様々な分野の関係者が協力して、よりよい使い方を考えていくことが重要だと指摘されました。
この国際会議は、3日まで行われ、「気候変動」や「AI」などをテーマに意見が交わされます。