観光客の過度な集中防止 混雑のバスから地下鉄へ誘導

京都市では、清水寺などの観光地へ向かうバスが多くの観光客で混雑し、地元の住民が乗車できないこともあり、改善を求める声が上がっていました。
このため、市は、混雑を解消するため市内を走るバスに一日に何度でも乗り降りできる乗車券の販売を今月(9月)いっぱいで終了し、来年3月で廃止することを決めています。

さらに、5月の大型連休と11月の行楽シーズンには、バスの乗客に地下鉄への乗り換え券を配り、バスよりもすいている地下鉄の利用を呼びかけています。
特に混雑する夕方に京都駅に向かうバスの利用者に配付しているもので、途中で地下鉄に乗り換えてもこの券を使えば、地下鉄の料金は支払わずにバスの運賃だけで京都駅まで行くことができます。
乗り換え券を配付しているバス停は、▼東山三条駅、▼金閣寺道駅、▼銀閣寺道駅、▼岡崎公園美術館・平安神宮前駅の4つです。
このほか、地下鉄を利用して観光地に行くルートが書かれた案内図を、JRの駅や観光案内所に置いて混雑の緩和を促しています。
京都市内に住む50代の男性は「人がいっぱいだと、バスに乗るのを見送ることもあります。私は足が悪いので座りたいですが、最近はほとんど座れていません」と話しています。
京都市内に住む80代の女性は「キャリーケースを持ったグループの観光客がいてバスに乗ることができなくて、地下鉄を利用したこともありました。観光客と地域の住民を分けて、バスを利用できたらいいなと思います」と話しています。