地域で活躍した武士を知る 向日市で小中学生がかぶと作り体験

戦国時代などに地域で活躍した武士について知ってもらおうと、武士が身につけた「かぶと」作りを小中学生が体験する催しが向日市で開かれました。

この催しは、現在の向日市周辺で、室町時代から戦国時代にかけて活躍した武士の集団、「西岡衆」について、地元の子どもたちに知ってもらおうと、京都府が企画しました。
会場となった向日市の市立第2向陽小学校には、市内の小中学生15人が集まり、「かぶと」作りを体験しました。
子どもたちは、かぶとの形になるよう紙を貼り合わせたあと、「前立」と呼ばれる装飾を月やうさぎの耳など思い思いの形にデザインして、取り付けました。
参加した小学5年生の男の子は「武士がかっこよくて好きなので参加しました。かぶと作りは、すき間ができないように紙を貼り合わせる作業が難しかったです」と話していました。
京都府文化政策室の中西俊介主事は「子どもたちには、プログラムを通じて地域の魅力を知ってもらい、発信してほしい」と話していました。
催しは、全10回にわたって行われ、子どもたちは、今後、乗馬を体験したり武士の暮らしについて学んだりするということです。