日本とインドの交流促進 京都にNPO団体設立

京都を拠点に、日本とインドの交流を進めていこうというNPO団体が京都市で立ち上げられ、インドの文化を紹介したり留学生の支援などを行ったりすることになりました。

設立されたのは、日本とインドの交流を進める「日本インド文化経済センター」で、8月、京都市中京区に事務所が開設されました。
インド出身で、40年以上、京都で暮らしている実業家が呼びかけたもので、賛同する金融機関や大学などが協力して立ち上げました。
団体によりますと、去年10月に、インドの音楽や料理を紹介するイベントを試験的に開いたところ、およそ6万人が訪れたということで、今後、こうした行事を定期的に開催する計画です。
また、市内の大学と連携して、インドの学生たちに日本への留学をPRするほか、インドに留学する日本の学生の支援などを進めていくということです。
互いの国を理解する人材を育成することで、インド市場へ進出する京都の企業を後押しするほか、それぞれの国での起業にもつなげたいとしています。
設立を呼びかけたロイ詩百瑠(しとる)理事長は、「私にとって、大切な母国である日本とインドの懸け橋になりたいとずっと思っていたので、責任を持って交流を促していきたいです」と話していました。