京都市 きょうだいを同じ保育施設に 来年4月から選考変更へ
複数の子どもを育てる家庭を支援しようと、京都市はきょうだいが同じ保育施設に入園しやすくなるよう、市の選考を変更する考えを明らかにしました。
これは、門川市長が6日、記者会見で明らかにしました。
保育施設の選考は、▼ひとり親世帯や、▼週40時間以上働いているなど、事情に応じてポイントが設定されていて、合計のポイントが高い家庭を優先して入園先が割りふられるようになっています。
京都市は、きょうだいを同じ施設に通わせたいと希望した時のポイントを、これまでの5点から、大幅に引き上げて15点にし、きょうだいが同じ施設に入りやすくなるよう変更することを明らかにしました。
市によりますと、ことし(令和5年)春には、50世帯が希望したものの、きょうだいが別々の施設に入所したということで、来年4月の入園者の選考から変更したいとしています。
門川市長は、記者会見で「夫婦でフルタイムで働いている方が2か所の保育園をまわらなければならず、大変な負担をかけていた。こうした負担を解消していきたい」と話していました。