台風7号被害の舞鶴市 市長が谷防災相に激甚災害指定を要望

今月(8月)、近畿地方を縦断した台風7号の影響で、住宅地へ土砂が流れ込む被害が相次いだ京都府舞鶴市の鴨田市長が、28日、谷防災担当大臣を訪れ、復旧にかかる費用を国が支援する「激甚災害」に速やかに指定するよう要望しました。

舞鶴市の鴨田市長は、28日、谷防災担当大臣の大臣室を訪れ、復旧にかかる自治体の費用を国が支援する「激甚災害」に速やかに指定することや、道路や河川、農林関係の施設の早期復旧への支援を求める要望書を手渡しました。
その上で被害の状況を説明し、「山間部に流木が残っているところもあり、次の降雨で流出し二次被害も十分に考えられる」と述べたのに対し、谷防災担当大臣は「国として可能な限り早く対応していきたい」と述べました。
谷防災担当大臣は今月19日、台風の被害を受けた京都府北部の被災地を訪れ視察したほか、福知山市と綾部市の市長、それに京都府の西脇知事と意見交換を行い、国に支援を求める要望書を受け取っていました。
その際、舞鶴市の鴨田市長には、声がかかっていなかったということで、要望書を提出したあと、鴨田市長は記者団に対し、「大臣を含め事務方からも、災害で大変忙しいときにお声がけをするのは忍びなく、配慮に配慮を重ねた結果、誤解を生むようなことになったと言われた。早い段階で機会をいただき、時間の許す限り舞鶴市の状況を伝えることができたと思う」と述べました。