舞鶴 久田美川から水があふれ住宅が浸水

京都府舞鶴市の久田美地区では、14日夜、地区を流れる久田美川から水があふれ、床上などの浸水被害を受けた住民が自宅に流れ込んだ泥をかき出す作業などに追われています。

舞鶴市によりますと、15日の午前1時ごろ、久田美地区を流れる久田美川で、上流から流れてきた流木などが橋でせき止められたため、川の水位が急激に上昇し、水が住宅地にあふれ出しました。
この影響で、野田和也さん(28)宅は床上浸水の被害を受け、15日の朝から泥をかき出したり汚れた家財を運び出す作業に追われています。
野田さんによりますと、自宅に水が流れ込んでから、1時間もたたないうちに、およそ1メートルの高さまで水位が上昇したということです。
野田さんは両親と祖母の4人暮らしで、父親の政明さん(63)は、この家で60年以上暮らしていますが、床上浸水の被害に遭うのは初めてで、4人で自宅の2階に避難し、一晩を過ごしたということです。
野田和也さんは、「あっという間に水位が上がり、家の周りの道路が川のようになっていました。水の勢いもすさまじく、父と私の車は2台とも流されてしまいました」と話していました。