近畿10日昼前にかけ激しい雨見込み 2つの台風情報に注意を

台風6号周辺の暖かく湿った空気が流れ込む影響で、近畿地方では10日昼前にかけて局地的に雷を伴った激しい雨が降る見込みです。
さらに、台風7号が14日の月曜日以降、近畿地方に近づく可能性があり、気象台は最新の台風情報に注意するよう呼びかけています。

大阪管区気象台によりますと、九州の西側の海上を北寄りに進む台風6号は、10日午後には朝鮮半島に到達する見通しです。
近畿地方は、台風本体から離れているものの台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込み、大気の不安定な状態が続いていて、10日昼前にかけて局地的に雷を伴った激しい雨が降る見込みです。
10日夕方までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで、▼近畿南部で180ミリ、▼近畿中部で100ミリと予想されています。
特に、和歌山県と奈良県の南部を中心に降水量が多くなっている地域があり、土砂災害の危険性が高まるおそれがあるとして、気象台は、土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に十分注意するよう呼びかけています。
また、10日夜遅くにかけて近畿南部を中心に、うねりを伴ったしけとなる見込みで、気象台は高波への注意も呼びかけています。
さらに、台風7号が小笠原近海をゆっくりとした速さで西へ進んでいて、14日の月曜日以降、近畿地方に近づく可能性があります。
お盆の行楽シーズンに交通機関が乱れるおそれもあり、気象台は最新の台風の情報に注意するよう呼びかけています。