西脇知事 ふるさと納税 府への寄付の一部を市町村に配分へ

京都府の西脇知事は、ふるさと納税について、府が寄付を受け付け、その一部を市町村に配分する新しい仕組みを、ことし10月から始めることを明らかにしました。

総務省によりますと、ふるさと納税で、全国の自治体に寄付された額は、昨年度、9654億円で、3年連続で過去最高を更新し、このうち、府には175億円が寄付されています。
これについて、西脇知事は、4日の定例会見で、「自治体の取り組みを支援することが定着していて、制度の認知度や趣旨が年々深まっている表れだ。京都府への寄付は、丁寧に効果的に使わせていただきたい」と述べました。
そのうえで、「京都の魅力をもっと出せば寄付額はもっと増やせる」と述べました。
また、府は、ふるさと納税で市町村に寄付される額に大きな差が生じていることから、新たに、府がふるさと納税の寄付を受け付け、その一部を市町村に配分する仕組みを設けることを決めています。
これについて、西脇知事は、「府内の市町村を応援したいという思いから、新しい制度を運用しようと、市町村と準備している」と述べ、ことし10月から始めることを明らかにしました。