京都 東本願寺で「得度式」 子どもも僧侶への一歩

京都の東本願寺で、僧侶になるための儀式、「得度式」が開かれ、9歳以上の子どもたちが大人に交じって参加し、僧侶としての一歩を踏み出しました。

京都市下京区にある浄土真宗の「真宗大谷派」の本山 東本願寺では、4日、僧侶になるための儀式、「得度式」が開かれました。
真宗大谷派では、親鸞が得度したとされる年齢に合わせて9歳から僧侶の資格を得ることができ、4日は、9歳の男女52人も含めた112人が参加しました。
大人も子どもも、白い装束に身を包み、男性は髪の毛をそり上げ、女性は髪を後ろに束ねた姿で、緊張した面持ちで国の重要文化財に指定されている御影堂に入っていきました。
内部の様子は公開されませんでしたが、頭にカミソリの刃を当ててもらう「剃刀の儀」と呼ばれる儀式に臨んだということです。
その後、僧侶になったことを示す「墨袈裟(すみげさ)」と呼ばれる黒色の装束を身に着け、さっそく親鸞の教えを真剣な表情で唱えていました。
得度式は、今月7日にも開かれます。