“ゾウの植物繊維”で子どもたちが紙すき体験 京都市動物園で

夏休み中の子どもたちに楽しみながら動物について学んでもらおうと、ゾウが餌を消化したあとに残った植物の繊維を使って、紙すきを行う珍しい体験教室が京都市の動物園で開かれました。

この催しは、京都市動物園が夏休みにあわせて開いていて、2日は小学生16人が参加しました。
子どもたちは飼育員から、ゾウは干し草や野菜、果物などさまざまな種類の植物を大量に食べていることを学んだあと、植物の繊維の多くは消化しきれないことを学びました。
そして、残された植物の繊維を使った紙すきに挑戦し、ゾウのふんを消毒して取り出した繊維に洗濯のりなどを加えて型に流し込み、珍しい紙を作って楽しんでいました。
体験した小学5年生の児童は「ゾウから紙がつくれることを初めて知りました。みんなで協力してよい物ができた」と話していました。
小学6年生の児童は「なかなかできない体験で楽しかった。できた紙は妹にあげたいと思う」と話していました。