全国学力テスト 京都府は小・中とも全教科で全国平均上回る

小学6年生と中学3年生を対象にした全国学力テストの結果が公表され、京都府の小学生と中学生は、すべての科目で全国の平均正答率を上回りました。

京都府教育委員会と京都市教育委員会は、ことし4月、府内の小学6年生と中学3年生およそ3万5000人が参加して行われた「全国学力テスト」の結果を、7月31日公表しました。
府内全体の小学生の平均正答率は、▼国語で70%と全国平均を2.8ポイント、▼算数で65%と全国平均を2.5ポイント上回り、テストが始まった平成19年以降、全国平均を常に上回っています。
また、府内全体の中学生の平均正答率は、▼国語で71%と全国平均を1.2ポイント上回り、▼数学で52%と全国平均を1ポイント上回り、▼「話す」の項目を除いた英語で47%と、全国平均を1.4ポイント上回りました。
このうち、京都市だけを見ますと、小学生の平均正答率は、▼国語で71%と全国平均を3.8ポイント、▼算数で67%と全国平均を4.5ポイント上回りました。
また、京都市の中学生の平均正答率は、▼国語で71%と全国平均を1.2ポイント上回り、▼数学で53%と全国平均を2ポイント上回り、▼「話す」の項目を除いた英語で49%と、全国平均を3.4ポイント上回りました。
一方、テストと同時に行われた質問調査では、▼「国語」と「算数・数学」、それに「英語」についての「勉強が好きか」という質問に対して、「当てはまる・どちらかと言えば当てはまる」という回答が、京都府全体では全国平均を下回りました。
調査の結果を受けて、京都府教育委員会は「学力の底上げや授業力の向上を地道に行ってきたことが、今回の結果にも繋がっている。ただ、子どもたちが学ぶ意義や楽しさを実感できるよう、さらなる改善をはかっていきたい」としています。