京都府と大手菓子メーカーが連携協定 地元食材で商品開発

地元の食材を使った商品開発を進めて、地域の活性化につなげようと、京都府は、大手菓子メーカーと包括連携協定を結びました。

京都府の西脇知事は、7月31日府庁で、大手菓子メーカー「湖池屋」の佐藤章 社長らとともに締結式に臨み、包括連携協定を結びました。
協定では、▼京都府産の農林水産物を使った商品を開発し、消費拡大を目指すということです。
また、▼災害が発生した時に、府の要請に応じて、菓子メーカーが商品を供給することなども盛り込まれています。
協定の取り組みの第一弾として、南丹市産のゆずが使われたポテトチップスが、7月31日から期間限定で販売され、この商品は1袋につき1円が府に寄付されて、府内の文化財を保護する事業に活用されるということです。
西脇知事は、「地域や社会の課題は年々多様化していて、行政だけでは解決できないことも多いので、今回の協定をいかし、幅広い分野で連携して取り組んでいきたい」と話していました。
湖池屋の佐藤章 社長は、「京都には生産工場もあり、地域の役に立ちたいと思っていた。まずは、京都の食のすばらしさを、国内外に広く知ってもらえるよう貢献したい」と話していました。