祇園祭 前祭の宵山期間に入りにぎわう

京都の夏を彩る祇園祭は、14日から前祭の宵山の期間に入り、京都市中心部は大勢の人でにぎわっています。

祇園祭は、見せ場の一つである今月(7月)17日の前祭の山鉾巡行を前に、14日から前夜祭にあたる宵山の期間に入りました。
京都市中心部では、合わせて23基の山や鉾が路上に建てられていて、豪華な装飾を間近で見ることができます。
山鉾の近くでは、それぞれ違う厄よけの「ちまき」や手ぬぐいなどを扱うテントも設置され、授与を求める人でにぎわっています。
また、一部の山鉾ではお囃子も演奏され、祇園囃子の音色を聞くことができます。
祇園祭をめぐっては、新型コロナの影響で3年前とおととしは山鉾巡行が中止されました。
去年は、巡行は行われましたが、多くの山鉾で内部の見学などが見合わせられました。
ことしは4年ぶりに制限のない開催になるうえ、15日から3連休になることから、多くの人出が予想され、山鉾連合会や警察などが警備態勢を強化しています。
前祭の宵山では、15日と16日は夕方から四条通などが歩行者天国になり、露店も並びます。
そして、今月17日の午前9時からは、豪華な山鉾が都大路を練り歩く前祭の山鉾巡行が行われます。