自転車ヘルメット着用推進 取り組む事業所に警察から認定書

この春から努力義務化された自転車のヘルメットの着用を広めようと、着用の推進に向けた取り組みを行う事業所に、警察から認定書が交付されました。

ことし4月から自転車のヘルメットの着用が努力義務化されたことを受け、警察は、従業員に着用を促す宣言をした事業所に、認定書を交付しています。
このうち、西京警察署では6日、交付式が行われ、上村一則 署長がシミズ病院や西京区役所など6つの事業所に認定書をそれぞれ手渡しました。
医療機関や官公庁に認定書が交付されるのは初めてだということです。
京都府警によりますと、府内のヘルメット着用率は5月末時点で8.4%と低く、ことし5月までに起きた3件の自転車が関係する死亡事故でも、いずれもヘルメットは着用されていなかったということです。
西京警察署の加藤浩一 交通課長は「交通事故に遭った際、ヘルメットを着用していないと、着用している人に比べて致死率が2倍余り高まります。ヘルメットを着用し、自転車の安心安全な運転マナーを心がけてください」と話していました。