和束町 堀町長 北海道で車にはねられ死亡 副町長が職務代理

29日夜、和束町の堀忠雄 町長が、会合に出席するために訪れていた北海道で乗用車にはねられ死亡しました。
これを受けて、町では、奥田右 副町長が町長の職務代理者を務めることを決めました。

29日午後10時50分ごろ、和束町の堀忠雄 町長(78)が、北海道中標津町で横断歩道のない道路を横断していたところ、走ってきた乗用車にはねられました。
この事故で、堀町長は頭などを強くうち、町内の病院に搬送されましたが、およそ40分後に死亡が確認されました。
警察によりますと、堀町長は、29日、隣の標津町で開かれた会合に出席するために北海道を訪れ、事故現場近くのホテルに宿泊していたということです。
警察は、乗用車を運転していた中標津町の川村昌樹容疑者(45)を、過失運転傷害の疑いでその場で逮捕しました。
川村容疑者は、警察の調べに対し、「歩行者をはねたことは間違いない」と述べ、容疑を認めているということです。
現場は、見通しのよい片側一車線の直線道路で、警察は、当時の詳しい状況を調べるとともに、今後、容疑を過失運転致死に切り替えて捜査することにしています。
和束町は、30日、緊急の会議を開き、奥田右 副町長が町長の職務代理者を務めることを決めました。
和束町の選挙管理委員会によりますと、堀町長の死去に伴う町長選挙は、選挙管理委員会に町長の欠員が通知された日から50日以内に行われるということです。
和束町によりますと、堀町長は、町の職員とともに北海道を訪れていて、30日、戻る予定だったということです。