京都駅近くのホテル 屋上でミツバチ飼育 ハチミツ採取

京都駅近くのホテルの屋上では、ミツバチが飼育されていて、都会でのハチミツの採取が行われています。

京都市下京区にあるホテルでは、2年前から従業員の有志が参加して、4つの巣箱におよそ4万匹のセイヨウミツバチを屋上で飼育しています。
ミツバチは、巣箱から半径およそ3キロ以内の地域で活動し、近くにある寺や東山などからも蜜を集めているということです。
今は、花や樹木から作られたハチミツを採取する作業が行われています。
従業員が巣箱から蜜のたまった巣を取り出し、ホテルの調理室で遠心分離機の中に入れて回転させると、金色のハチミツが流れだして甘い香りが漂っていました。
ミツバチを飼育している和田麻璃奈さんは「全く知らなかったミツバチを尊敬するようになりました。都市の中にいるミツバチが癒やしを与えてくれる取り組みになればと思う」と話していました。
採取されたハチミツは、今後、ホテルで販売するほか、レストランで料理に使われるということです。