祇園祭の山鉾巡行 「長刀鉾」に乗る稚児決まる

来月(7月)、京都で行われる祇園祭の山鉾巡行(やまほこじゅんこう)で、先頭を行く「長刀鉾(なぎなたほこ)」に乗る「稚児」が小学6年生の男の子に決まりました。

来月17日に行われる祇園祭の前祭の「山鉾巡行」で、先頭を行く「長刀鉾」には、山鉾のなかで唯一、「稚児」と呼ばれる子どもが乗り込み、舞を披露するほか、神聖な区域との結界を示すとされるしめ縄を刀で断ち切る役割を担います。
2日、京都市下京区でことしの稚児が発表され、同志社小学校6年生で、京都市在住の瀧光翔くん(11)が稚児を務めることになりました。
瀧くんは、「ことばに表すことができないくらいうれしいです。たくさんの人に見に来てもらったら緊張すると思いますが、皆さんにすばらしいと思ってもらえる稚児舞を披露したいです」と意気込みを語りました。
また、稚児の補佐役である「禿(かむろ)」には、▼ノートルダム学院小学校6年生の高田聡佑くんと、▼同志社小学校5年生の石角拓也くんが選ばれました。
3人は同じ幼稚園に通っていたということで、写真撮影の際には肩を組みながら力を尽くすことを誓っていました。
3人は、今後、八坂神社で祭りの無事を祈る行事に参加し、来月17日の山鉾巡行に臨みます。