福知山 クマ目撃情報相次ぐ 初めての対策会議

クマの目撃情報が多く寄せられる夏から秋の時期を前に、福知山市で30日、府や市、警察などによる初めての対策会議が開かれ、今後パトロールを強化していくことを確認しました。

福知山市では、去年、住宅の敷地内で住人がクマに襲われる事故が起きていて、ことしの春もクマの目撃情報が相次いでいます。
このため、京都府中丹広域振興局は初めて対策会議を開くことにし、これに先立って出席者が去年クマが目撃された福知山市の大江町金屋地区を訪れクマのエサとなる農作物や隠れやすいスペースなどを確認しました。
このあとの会議では、クマを寄せつけないための対策として、▼エサになる柿の木を伐採することや▼農作物は残さず収穫することなどが説明されました。
そして、府や警察がクマの目撃情報が多い地域を中心に今後パトロールを強化していくことも確認しました。
参加した大江町金屋地区の亀井洋二区長は「不要な柿の木を伐採したり、クマの出没情報を提供したりしていきたい」と話していました。
京都府中丹広域振興局農商工連携・推進課の林泰弘課長は「地域の皆さんで目撃情報を共有し、注意する意識を持ってほしい」と話していました。