京都丹後鉄道で活躍期待 JR東海の「キハ85系」の車両購入

JR東海で長年、特急列車として運用され、ことし順次、引退している「キハ85系」の車両を京都丹後鉄道が購入しました。
今後、京都府北部の新たな顔として活躍が期待されます。

京都丹後鉄道が購入したのは、JR東海の「キハ85系」です。
JR東海によりますと、「キハ85系」は、昭和63年に開発され、翌、平成元年からは大阪や名古屋と富山などを結ぶ特急「ひだ」として、また、平成4年からは名古屋と和歌山県の紀伊勝浦駅を結ぶ特急「南紀」として運用されてきました。
しかし、新型車両の導入により、今月、特急「ひだ」としての運用が終わり、特急「南紀」としての運用も来月(6月)いっぱいで終わる予定だということです。
京都丹後鉄道では、老朽化した特急列車の後継車両を探していて、JR東海からすでに引退した車両を4両、2編成分、購入したということです。
京都丹後鉄道によりますと、現時点では具体的な運用方法を決まっていないということで、今後、車両の整備を進めながら検討するとしています。
キハ85系は、窓が大きく見晴らしがよいのが特徴で、鉄道ファンからは引退を惜しむ声も上がっていました。
今後、京都府北部の新たな顔として活躍が期待されます。